子供にスマホを持たせるかどうかって、本当に悩ましい問題ですよね。便利そうだし周りも持たせてるから気になるけれど、「早すぎるんじゃないか」とか「トラブルに巻き込まれないか」とか、心配が尽きないと思います。
あなたもきっと、「子供にスマホを持たせたらどんな良いことがある?でも、逆にどんな危険があるの?」って、知りたくてここにたどり着いたんじゃないでしょうか。特に初めてのスマホを考えているタイミングだと、ちゃんと整理してから判断したいですよね。
そこで今回は、子供がスマホを持つことのメリットとデメリットをわかりやすくまとめてご紹介します。最終的には、あなたが納得して「持たせる・持たせない」の判断ができるようになることをゴールにしています。
子供がスマホを持つメリットとは?
連絡手段として安心できる
最大のメリットは、やっぱり連絡が取りやすくなることです。学校の行き帰りや塾、習い事のあとなどに、無事に着いたかどうか確認できると親としても安心ですよね。突然の予定変更や緊急時にもすぐ連絡できるのは、大きな利点です。
防犯対策にもなる
最近のスマホにはGPS機能がついているので、子供の居場所をアプリで確認できるのも魅力です。「今どこにいるの?」といちいち連絡しなくても確認できるのは、忙しい親にとってもありがたい機能です。
情報収集力が育つ
ネット検索や学習アプリなどを活用することで、自分で情報を調べる力が自然と育ちます。特に調べ学習が増えている今の教育現場では、スマホを上手に使える子ほど情報活用能力が高くなる傾向があります。
デジタルリテラシーが身につく
小さいうちからスマホに触れておくことで、ネットマナーや情報の見分け方といった“デジタル時代の基礎力”が育ちやすくなります。使い方を間違えないよう、家庭でのルール作りとセットで教えていくことが大切です。
仲間とのコミュニケーションが広がる
クラスや友達グループでの連絡がLINEやSNSで行われることも増えていて、スマホがないと情報が回ってこないことも。適度に使えば、友達とのつながりを深めるツールとしても役立ちます。
子供がスマホを持つデメリットとは?
依存症や長時間使用のリスク
スマホは大人でもつい触ってしまうもの。子供ならなおさらで、ゲームや動画にはまりすぎて勉強や睡眠に支障が出るケースもあります。使い方のルールをきちんと決めないと、健康面や生活習慣に悪影響を与えかねません。
ネット上のトラブルに巻き込まれる可能性
SNSでの誹謗中傷や、知らない人とのやりとり、詐欺サイトなど、インターネットには子供にとって危険な面もたくさんあります。悪意のある大人に狙われるリスクもゼロではありません。
課金や高額請求の心配
無料のはずがうっかり課金していた…という話も珍しくありません。アプリの広告を押しただけで有料登録されてしまうようなケースもあるので、設定やフィルターの管理が欠かせません。
家族との会話が減る
スマホに夢中になりすぎると、家族との会話が減ってしまうこともあります。ご飯のときにスマホを見ていて注意した…という経験、もしかしたらあなたにもあるかもしれませんよね。
現実の人間関係が希薄になる可能性も
SNSやチャットのやりとりばかりになると、面と向かって話すのが苦手になったり、友達関係でトラブルが起きたりすることもあります。コミュニケーションの「質」が落ちないよう、大人が関わっていくことが重要です。
スマホを持たせるなら「ルール」と「対話」がカギ
スマホにはメリットもデメリットもあるからこそ、ただ持たせるだけではなく、「どう使うか」が大事になります。「夜9時以降は使わない」「課金はしない」「知らない人と連絡を取らない」など、家族でルールを決めることがスタートラインです。
さらに大事なのが、子供との日常的なコミュニケーションです。何か困ったことがあったときに「すぐに相談できる関係性」をつくっておくことが、何よりのセーフティーネットになります。ルールを守れなかったときも、ただ怒るのではなく「なぜ守れなかったか」を一緒に考える姿勢が大切です。
あなたの家庭に合った選択を
スマホは使い方次第で、便利な道具にも危険なものにもなります。だからこそ、「持たせる・持たせない」を決める前に、あなたの家庭にとって何がベストなのかをじっくり考えてみてください。
周囲の子が持っているから…ではなく、あなたの子供の性格や年齢、生活環境に合わせて、「今なのか、まだ早いのか」を判断してあげるのが、親としての一番のサポートになるはずです。