ニンテンドースイッチを使っていると、「ブォーッ」というファンの音が急に気になり出すことってありますよね。静かな部屋でゲームをしていると、なおさら気になって集中できないものです。
でもそれ、あなただけではありません。実は多くのユーザーが「スイッチのファンが急にうるさくなった」と悩んでいて、その原因にはいくつかの共通点があるんです。
そこで今回は、ニンテンドースイッチの冷却ファンがうるさくなる原因と、その効果的な対策について、わかりやすく解説します。
原因①:高温環境によるファンのフル稼働
スイッチ本体は、一定の温度を超えると自動的に冷却ファンが回転数を上げて熱を逃がそうとします。このとき、内部温度が高ければ高いほどファンは激しく回るため、当然「音」も大きくなってしまいます。
たとえば、直射日光が当たる場所や、布団の上・こたつの中など、熱がこもりやすい場所での使用はNGです。また、長時間プレイしていると本体がどんどん熱を持ち、結果としてファンが全力で回るようになります。
原因②:ホコリの蓄積でファンの動作が不安定に
冷却ファンは空気を取り込んで内部の熱を排出する仕組みですが、空気と一緒に吸い込まれるホコリがファンや排気口にたまることで、風通しが悪くなります。結果、効率よく冷却できず、ファンが無理に頑張ってしまい音がうるさくなるんです。
特に、掃除が行き届いていない部屋やペットの毛が舞いやすい環境では、意外と早くホコリがたまってしまうので注意が必要です。
原因③:内部パーツの経年劣化
スイッチを長年使い続けていると、冷却ファンそのものが摩耗して音を出すようになることもあります。ベアリングの劣化や回転軸のズレがあると、「キュルキュル」「カタカタ」など異音が混じることもあり、これは故障のサインかもしれません。
また、内部のサーマルペースト(熱を伝えるための素材)が劣化して熱処理効率が下がり、ファンの負荷が上がるというケースもあるんです。
対策①:使用環境を見直す
まずは「どこでプレイしているか」を確認してみてください。直射日光が当たらない、風通しの良い場所を選びましょう。とくにドックに挿してテレビモードでプレイしているときは、ドックまわりが熱をこもらせやすいので、壁との距離を空けて置くことも大切です。
また、プレイ中にこまめに休憩をはさんで、本体の発熱を抑える工夫も有効です。ずっとゲームを続けると本体が発熱しやすくなるので、たまにはスリープモードにして休ませてあげてくださいね。
対策②:定期的にホコリを除去する
冷却ファンの音が気になってきたら、排気口や吸気口のホコリチェックをしてみてください。スイッチ本体の上側と背面にある通気口まわりを、綿棒やエアダスターを使ってやさしく掃除しましょう。
市販の「スイッチ専用クリーニングキット」も便利です。ただし、無理に分解しようとすると故障や保証対象外になる可能性があるので、内部まで掃除したい場合は専門業者に依頼するのが安全です。
対策③:冷却ファン付きのスタンドを活用する
冷却性能を補助するための「冷却ファン付きスタンド」も市販されています。ドックに設置してテレビモードで遊ぶときに、外部ファンで風を送ることで内部の熱がたまりにくくなり、内蔵ファンの負担を軽減できます。
とくに夏場や長時間プレイするゲーム(ゼルダやモンハンなど)をよく遊ぶあなたには、こうしたアクセサリーを導入するのもおすすめですよ。
対策④:異音や不具合が続く場合は修理を検討
もし、「異音が止まらない」「ファンの音がどんどん大きくなる」「起動時に変な音がする」といった状態が続いているなら、それはハード的なトラブルかもしれません。任天堂の公式サポートに相談し、必要であれば修理を依頼するのがベストです。
【Nintendo Switchサポートページ(https://www.nintendo.co.jp/support/switch/)】では、オンラインで症状をチェックしたり、修理申し込みを行うこともできます。
まとめ:まずは環境改善から始めよう
ニンテンドースイッチの冷却ファンがうるさくなるのは、「本体が熱くなりすぎている」か「内部が汚れている」かのどちらかが多いです。まずは使用環境やプレイスタイルを見直すことで、ファンの負担を軽くしてあげるのが第一歩。
もしそれでも改善されないなら、掃除やアクセサリーの活用、そして最終的には修理対応も検討してみてくださいね。あなたの大切なゲーム体験が、静かで快適なものになるよう願っています。