スイッチの冷却ファンから異音がすると、不具合じゃないかと心配になりますよね。せっかくのゲーム体験を邪魔されると気が散ってしまいますし、放っておいて大丈夫なのかも不安になるところです。
まず安心してほしいのは、ある程度の「ファン音」はスイッチの仕様であり、多くの場合は異常ではないということです。でも、その音が「カラカラ」「ジー」「ゴー」と耳障りだったり、急に大きくなった場合には、何かしらの対処が必要かもしれません。
この記事では、冷却ファンの異音が気になるときに考えられる原因と、それぞれの対処法をわかりやすくお伝えしていきます。
冷却ファンがうるさいときの主な原因
本体の熱が高くなってファンが高速回転している
スイッチは内部温度が上がると、自動でファンの回転数を上げて冷却しようとします。このときに「ブーン」といった強めの音が聞こえるのは、ある意味で正常な動作です。
特にグラフィックの重いゲームを長時間プレイしたときや、ドックに接続してテレビ出力しているときには、本体に負荷がかかりやすく、ファン音も大きくなりがちです。
冷却ファンの音が気になったときは、まずはゲームを一時中断して、しばらくスリープ状態にして冷ましてみてください。温度が下がれば、ファンの音も自然に静かになるはずです。
ホコリやゴミがファンにたまっている
しばらく使っていると、どうしても冷却ファンにホコリがたまりがちです。ホコリがファンの羽根に絡まると「カラカラ」「ジー」といった異音の原因になります。
スイッチ本体の吸気口(上部または背面)をよく見て、ホコリが目立っていたら、エアダスターなどを使って吹き飛ばすのが効果的です。掃除機で吸うのもアリですが、吸引力が強すぎると故障の原因になるので、慎重に行ってください。
自分で分解してファンを掃除するのはリスクが高いため、保証期間内であれば無理に手を出さず、サポートに相談する方が安心です。
ファン自体の物理的な故障や摩耗
もし異音が「ずっと続く」「使い始めたばかりなのにうるさい」「何をしても改善しない」といった場合は、ファンそのものが故障している可能性もあります。
このようなときは、自分での対応が難しいため、任天堂の公式サポートへ修理依頼をするのが最も安全です。保証期間内であれば無償対応になるケースもありますので、購入時のレシートや保証書を確認してみてください。
ファンの異音を防ぐための予防策
通気性のいい場所で使う
スイッチ本体を置く場所が狭かったり、周囲に物が密集していたりすると、排熱がうまくできずにファンがフル回転してしまいます。テレビ台の中やベッドの上など、熱がこもりやすい場所は避けるようにしましょう。
なるべく風通しの良い場所に置くことで、スイッチ自体の温度上昇を防ぎ、ファンの音も抑えることができます。
定期的に吸気口の掃除をする
ホコリがたまりやすい吸気口は、1~2か月に一度のペースでチェックしておくと安心です。特にペットを飼っているご家庭や、部屋にカーペットがある環境では、想像以上にホコリが溜まりやすいので注意が必要です。
小さな掃除ブラシやエアダスターがあると便利ですが、道具がなければ綿棒やティッシュでも代用可能です。無理に中まで掃除しようとせず、表面のホコリをこまめに取り除くことを意識してください。
まとめ:音が気になったらまず冷やす&掃除
スイッチの冷却ファンがうるさいときは、「熱の上昇」か「ホコリのつまり」が原因であることがほとんどです。まずは冷まして、吸気口の掃除をしてみるだけでも、音の問題が解決することはよくあります。
それでも異音が続くようであれば、ファン自体の故障の可能性を考えて、無理せずサポートに連絡してください。無理に分解したり放置したりせず、早めに対応することで、大切なゲーム機を長く快適に使い続けられますよ。