ニンテンドースイッチの冷却ファンの風量が低下する原因は?

ニンテンドースイッチを使っていると、以前よりも本体の熱がこもりやすくなったり、ファンの音が小さくなったと感じることはありませんか?それ、もしかすると冷却ファンの風量が低下しているサインかもしれません。

 

ファンの風量が落ちるとどうなるの?

冷却ファンの風量が落ちると、内部に熱がこもりやすくなり、ゲーム中に本体が高温になって処理速度が低下したり、最悪の場合は強制終了してしまうこともあります。熱をうまく逃がせない状態が続くと、本体内部のパーツにも負担がかかってしまうので、放っておくと故障のリスクも高くなります。

 

あなたのスイッチの風量が低下する主な原因とは?

 

【原因1】ホコリや汚れの蓄積

一番多いのがこれです。スイッチの冷却ファンは空気を吸い込んで熱を逃がす仕組みになっていますが、長期間使っていると吸気口やファン内部にホコリが溜まってしまいます。これが風の通り道をふさいでしまい、風量が極端に落ちる原因になります。特にテレビモードでドックに差しっぱなしで使っている場合は、ホコリが溜まりやすくなります。

 

【原因2】ファン自体の劣化

スイッチの冷却ファンは小型ですが、モーターで高速回転しています。長年使用しているとこのモーターが摩耗して、回転数が落ちてしまうことがあります。その結果、ファンが十分な風量を確保できなくなり、本体の冷却性能が落ちてしまいます。特に2年以上使っている場合は、ファンの劣化も疑ったほうがいいかもしれません。

 

【原因3】内部の熱伝導パーツの劣化

ファンが正常に動いていたとしても、CPUやGPUなどの熱をうまく逃がすヒートシンクや熱伝導グリスが劣化していると、冷却がうまくいきません。この場合も結果的にファンの働きが追いつかず、風量が足りないように感じることがあります。分解しないと確認は難しいですが、長期間使っていて本体の熱さが気になる場合は疑ってみる価値があります。

 

【原因4】ソフトウェアの不具合

あまり知られていませんが、まれにスイッチのシステムソフトウェアのバグや設定の不具合でファンの制御がうまくいかなくなることがあります。たとえば、温度センサーが正常に働かず、十分に冷やすべきタイミングでファンが回らなくなるケースもあります。こうした場合は、システムアップデートで改善されることがあります。

 

あなたにもできる簡単な対処法は?

 

【対処1】まずはホコリをチェック&掃除

本体の吸気口や排気口にホコリが詰まっていないか確認してください。綿棒やエアダスターを使って、やさしくホコリを取り除くだけでも風の通りがかなり良くなります。ただし、ファン内部までは届かないので、無理にこじ開けるのはNGです。

 

【対処2】室温と置き場所を見直してみる

夏場や部屋が暑いと、それだけで冷却性能が落ちます。本体を直射日光が当たる場所に置いていたり、熱がこもりやすいテレビ台の中に設置していたりすると、ファンが本来の性能を発揮できません。風通しのいい場所に移すだけでも違いますよ。

 

【対処3】システムの更新をチェック

ファンの動作はシステムで管理されているので、ソフトウェアの更新があればすぐに適用してみてください。意外とこれで改善されることもあります。

 

【対処4】それでもダメなら修理も検討

ホコリもなくて室温も問題ない、それでもファンの音が小さくて本体が熱くなる場合は、ファン自体の故障や内部パーツの劣化が進んでいる可能性があります。ニンテンドー公式の修理サービスでは、ファン交換も対応しています。詳しくは任天堂公式サポートを確認してみてください。

 

まとめ:放っておくとスイッチの寿命が縮むかも

冷却ファンの風量が落ちる原因は、「ホコリ」「劣化」「熱伝導不良」「ソフトの不具合」などさまざまですが、どれも放っておくと熱がこもって本体に悪影響を与える可能性があります。まずはホコリの掃除や設置場所の見直しなど、自分でできる範囲から対策してみてくださいね。それでも改善しないときは、早めに修理を検討するのがスイッチを長持ちさせるコツです。

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