格安SIMが繋がりにくい時間帯はいつ?

格安SIMを使っていると、「なんだか最近通信が遅いな…」と感じることはありませんか?とくに、ある特定の時間帯に限って繋がりにくいと感じることが多いかもしれません。それにはちゃんとした理由があるんです。

格安SIMは、基本的に大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)の回線を一部借りて運営されています。つまり、回線の“本家”である大手キャリアのユーザーが優先されて、格安SIMユーザーはその“空き容量”を使っているイメージです。そのため、利用者が多くなる時間帯には回線が混雑しやすく、通信速度が落ちる傾向にあります。

では、具体的にどの時間帯が繋がりにくくなるのか、気になりますよね?次で詳しく見ていきましょう。

繋がりにくくなる主な時間帯

平日のお昼(12時〜13時)

この時間帯は、格安SIM利用者がもっとも「繋がらない」と感じるゴールデンタイムです。多くの人がお昼休みにスマホを使うため、一気にトラフィックが集中します。とくに、オフィス街や駅の近くなど人が密集するエリアでは、動画どころかSNSやウェブ閲覧も重く感じることがあります。

平日夜の帰宅時間帯(18時〜20時)

こちらも混雑しやすい時間帯です。仕事や学校が終わり、電車の中や帰宅後にスマホを使う人が増えるため、回線が一時的に混み合います。YouTubeやNetflixのような動画ストリーミングを見ようとしても、読み込みが遅くなることがあるでしょう。

土日祝日の昼間(10時〜15時)

平日ほど極端ではないですが、土日祝日の昼間も油断できません。買い物中やレジャー先でスマホを使う人が多く、エリアによっては通信速度がガクンと落ちることも。特にイベント会場やショッピングモールなど人が集まりやすい場所では、その傾向が強まります。

なぜ格安SIMは混雑に弱いの?

最大の理由は「帯域(通信容量)の制限」にあります。格安SIM事業者(MVNO)は、先述のように大手キャリアから帯域を“間借り”してサービスを提供しています。しかし、借りられる帯域には上限があるため、多くのユーザーが一斉に通信を始めると、どうしてもスピードが落ちてしまうのです。

一方、大手キャリアは自社回線をフルに使えるため、混雑時でも比較的安定した速度を維持しやすいというわけです。

混雑する時間帯でも快適に使うための対策

1. 通信が空いている時間帯に使う

一番シンプルかつ確実なのは、混雑していない時間帯を狙って使うことです。早朝(5時〜8時)や深夜(22時以降)は通信が空いているため、快適に使える可能性が高いです。動画のダウンロードやアプリのアップデートなど、通信量が大きい作業はこの時間帯にまとめて行うのがおすすめです。

2. 高速通信が無制限のプランを検討する

格安SIMの中には、「混雑時でも速度制限がかかりにくい」プレミアムプランを提供しているところもあります。たとえば、mineoのプレミアムコースやIIJmioのタイプD高速通信オプションなどが該当します。多少月額料金は上がりますが、「お昼もサクサク使いたい」というあなたには検討の価値があります。

3. Wi-Fiを上手に活用する

カフェ、自宅、オフィスなどでWi-Fi環境があるなら、積極的に切り替えましょう。特に動画視聴やZoomなどのオンライン通話は、モバイル通信ではなくWi-Fiに頼ったほうが圧倒的に快適です。

4. 通信速度が安定している格安SIMに乗り換える

格安SIMの中でも、通信が比較的安定している会社もあります。たとえば、UQモバイルやワイモバイルなどは、実は「サブブランド」と呼ばれる存在で、大手キャリアとほぼ同等の回線品質が期待できます。「格安SIMなのにお昼でも速い」と評判です。

まとめ:使う時間帯を少し意識するだけで快適さが変わる

格安SIMは料金の安さが魅力ですが、その代わり「混雑時に遅くなりやすい」という弱点があります。特に、お昼休みや夕方以降の時間帯は通信速度が著しく落ちやすいので要注意です。

でも、ちょっとした工夫で快適さは大きく変わります。空いている時間帯にまとめて使う、Wi-Fiを活用する、もしくは通信が安定したSIMに乗り換えるなど、あなたに合った使い方を見つけてみてくださいね。

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