格安SIMの速度は大手キャリアと比較してどう違う?

格安SIMって安いけど、本当にちゃんと使えるの?って、いざ乗り換えを考えると一番気になるのが「通信速度」ではないでしょうか。

 

確かに月額料金は大手キャリアの半額以下で済むことも多いですが、その分「遅くてイライラしないかな?」という不安もつきものですよね。

 

結論から言うと、格安SIMは時間帯によって速度に差が出やすいです。特に昼休みや夕方など、多くの人が一斉にスマホを使う時間帯では、速度がグッと落ちることがあります。

 

でも、実はこれって“仕組み上、どうしても起きる現象”なんです。

 

格安SIMと大手キャリアの違いは「回線の借り方」にある

大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンクなど)は、自社で回線インフラを持っていて、利用者に直接サービスを提供しています。

 

一方、格安SIM(MVNO)は、大手キャリアから回線を一部だけ借りて、その枠内でユーザーにサービスを提供しています。つまり、通信の「帯域」が限られているんですね。

 

だからこそ、アクセスが集中する時間帯には速度が落ちやすくなってしまうんです。

 

実際どのくらいの速度差があるの?

たとえば、YouTubeの標準画質(480p)を快適に見るには、だいたい「1.0Mbps」以上の速度が必要とされています。

 

多くの格安SIMでは、昼12時~13時のピーク時にこの「1Mbps」を下回るケースもあります。特に格安SIMの中でも安さを重視している事業者だと、数百kbps台まで落ちることも。

 

一方で、大手キャリアはこの時間帯でも10Mbps以上の速度が安定して出ることがほとんどです。動画視聴やSNS、Zoom会議など、どんな用途でもストレスなく使えます。

 

じゃあ格安SIMは使いものにならない?

そんなことはありません。逆に、時間帯さえ選べば、格安SIMでも快適に使えるというのも事実です。

 

通勤前の朝や夜10時以降など、人があまりスマホを使わない時間帯であれば、格安SIMでも10~20Mbpsの速度が出ることもあります。これならYouTubeの高画質再生やZoomも問題ありません。

 

また、最近は「混雑時間帯だけ速度制限を緩和するプラン」や「専用アプリを使えば高速通信できるオプション」を提供する格安SIM事業者も増えています。

 

速度重視なら「サブブランド」や「準キャリア」も検討を

もし「お昼の時間帯でも快適に使いたい」というあなたには、UQモバイルやY!mobileのようなサブブランドがおすすめです。

 

これらは大手キャリアの子会社として運営されており、回線の優先度が高いため、格安SIMよりも速度が安定して速い傾向にあります。

 

また、最近注目されている「ahamo」「povo」「LINEMO」などのオンライン専用プランも、月額料金は格安SIM並みに抑えつつ、通信品質は大手キャリア同等というバランスの良さが魅力です。

 

速度の満足度は「あなたの使い方次第」

格安SIMが遅いかどうかは、結局のところ**「どの時間帯に」「どんな使い方をするか」**によって大きく変わってきます。

 

たとえば、SNSやメール、LINE程度のライトユーザーなら、格安SIMでも十分すぎるほど快適です。逆に、動画を長時間見る・頻繁にZoomを使うといったヘビーユースなら、大手キャリアやサブブランドの方が安心です。

 

まずは1枚、試してみるのが正解かも

いきなり乗り換えるのが不安なあなたには、格安SIMのお試しプランやeSIMの無料体験を活用するのがおすすめです。

 

最近では、初月無料・解約金なしの格安SIMも多く、「どれだけ使えるか?」を実際に試せるサービスが充実しています。

 

無理に我慢して使うより、あなたの生活リズムにあった回線を選ぶ方が、ずっとストレスなくスマホを楽しめますよ。

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