格安スマホの料金プランってたくさんあるけれど、「シニア向け」となると、どれを選べばいいか本当に迷ってしまいますよね。
年齢的にスマホの使い方が限定されていたり、料金の安さだけでなく「使いやすさ」や「サポート体制」も気になっているあなたにとって、シニア向けの割引や専用プランを知っておくことはとても大切です。
でも、実は大手キャリアとは違って、格安スマホ会社(MVNO)では「年齢で割引される」というケースは少なく、その代わりにシニア世代にぴったりなプランやサポートオプションを用意しているところが多いんです。
シニア向けの割引や特典の主な種類とは?
まず最初に覚えておいてほしいのは、格安スマホでは「60歳以上○円引き」といった明確な年齢割引は少数派ということです。
その代わりに、「シニアにも優しい仕組み」がいくつかの形で提供されています。
ここでは、代表的なシニア向けの割引・特典をいくつか紹介しますね。
1. シニア専用プランの提供
一部のMVNOでは、「シニア向けプラン」や「初心者向けスマホプラン」が用意されています。
たとえば、**イオンモバイルの「やさしいプラン」**は、60歳以上を対象に、契約サポートや電話サポートが充実していて安心です。
月額料金も抑えめに設定されていて、通話時間が短い人やネットをあまり使わない人にちょうどいい内容になっています。
このように、シニア専用に作られたプランは、「安さ+使いやすさ+安心サポート」がそろっているのが魅力です。
2. 店舗での対面サポートつきプラン
格安スマホの中には、店舗を持っていて、直接対面で相談できる事業者があります。
たとえば、UQモバイルやワイモバイルは、格安スマホながらも全国に実店舗を展開していて、使い方のサポートも受けられます。
この2社は実際には「サブブランド」と呼ばれるカテゴリに入り、大手通信会社の回線を使っており、速度も安定しているので、シニア世代にも人気があります。
「困ったときに聞ける人がいる」というのは、スマホに慣れていないあなたにとって大きな安心材料になりますよね。
3. 通話定額オプションが安い
通話が中心の使い方をする人にとって、通話定額のオプションが安いかどうかは重要なポイントです。
格安SIMでも、たとえばOCNモバイルONEでは「10分かけ放題」がオプションとして安く追加できますし、IIJmioでも「5分・10分かけ放題」など複数の選択肢が用意されています。
「家族と電話ができれば十分」「LINEは使わない」という方には、こうした通話重視のプランがおすすめです。
4. フィルタリング・見守り機能の付帯
シニア向けスマホの中には、「迷惑電話ブロック機能」や「見守り機能」「健康管理アプリ」などが最初から搭載されていることがあります。
こうしたサービスがセットになっていると、日常生活での不安がぐっと減りますよね。
特に、高齢者を狙った詐欺やトラブルが心配な方には必須の機能です。
大手メーカーのスマホではこれらが標準装備になっていることもありますし、格安スマホでもSIMフリースマホと組み合わせれば、同じような機能を後付けすることも可能です。
格安スマホをシニアが選ぶときの注意点
割引や専用プランがあるとはいえ、格安スマホを選ぶ際にはいくつか注意してほしいポイントがあります。
まず、サポート体制の違いです。オンライン専用の事業者では、困ったときに電話や対面でのサポートが受けづらいケースもあります。
また、スマホ本体が自分に合っていないと、プランが安くても操作が難しくなってしまうことも。
たとえば、「文字が小さくて見づらい」「アイコンが複雑でわかりにくい」など、ちょっとした使いづらさがストレスになることもありますよね。
なので、プランの料金だけでなく、「サポート・スマホ本体・通信の安定性」をセットで検討することがとても大切です。
こんな人にはこのプランが向いています
- 通話が中心でネットはあまり使わないあなた → OCNモバイルONEの「かけ放題」オプション付きプラン
- スマホ初心者で操作に不安があるあなた → イオンモバイルの「やさしいプラン」や、UQモバイルの店舗サポート付きプラン
- 家族と一緒に同じ会社で契約したいあなた → ワイモバイルの「家族割引」などを活用するとさらにお得
- 一人暮らしで見守り機能がほしいあなた → 見守りアプリ対応スマホとのセット利用がおすすめ
まとめ:割引の内容よりも「安心して使えるかどうか」を重視しよう
格安スマホでは「年齢だけで割引される」ことは少ないですが、その分、シニア世代にとって使いやすく、安心して続けられるプランやサービスが充実しています。
あなたが重視するのが「通話」なのか「サポート」なのか、それとも「安さ」なのかをはっきりさせたうえで、自分に合ったプランを選ぶことがなにより大事です。
無理に最新機種を使わなくてもいいし、無理にデジタルに強くならなくてもいいんです。
「これなら自分でも大丈夫」と思えるスマホと出会えるよう、ぜひいくつかの会社の比較もしながら選んでみてくださいね。