家族や友だちとの待ち合わせ、子どもの見守り、災害時の安否確認など、いざという時に役立つ位置情報共有アプリ。でも、「格安スマホでちゃんと使えるの?」「重くて動作が遅くならない?」と不安になりますよね。
格安スマホはスペックや通信環境に制限があることも多く、位置情報アプリの選び方を間違えると、正しく現在地が共有されなかったり、バッテリー消耗が激しかったりと、かえってストレスになることもあります。
でも安心してください。格安スマホでも軽快に動作して、使いやすく、無料でもしっかり使えるアプリはちゃんとあります。ここでは「通信量が少ない」「動作が軽い」「シンプルで使いやすい」ことを基準に、あなたにぴったりの位置情報共有アプリを紹介します。
Google ファミリーリンク:子どもの見守りに最適
Androidユーザーであれば、まず検討してほしいのが「Google ファミリーリンク」です。
このアプリは、子どものスマホの位置をリアルタイムで確認できる上に、アプリの使用状況やインストール制限まで可能。しかもGoogle公式の無料アプリなので、格安スマホでも軽快に動作します。
注意点としては、子ども側の端末にもアプリを入れて設定する必要がありますが、手順は非常にシンプルです。親子でAndroid端末を使っている場合には、真っ先に試すべきアプリです。
Life360:家族や友人グループでの共有に便利
家族や友だちと位置情報を共有したいなら「Life360」がおすすめです。
このアプリは、グループを作ってお互いの位置をリアルタイムで確認できるのが特徴。自宅や学校、職場など「よく行く場所」を登録しておけば、到着・出発時に自動で通知してくれます。
無料プランでも基本機能は充実しており、動作も比較的軽め。格安スマホでも問題なく使えるユーザーが多いです。バッテリー消費も抑えられており、長時間の使用にも向いています。
LINEの「現在地を送信」機能:今だけの共有にぴったり
アプリを増やしたくない場合や、「一時的に今の場所を伝えたいだけ」というときは、LINEの位置情報送信機能が便利です。
LINEのトークルームから「現在地を送信」ボタンをタップするだけで、自分のいる場所を簡単に相手に伝えられます。地図もGoogleマップと連携しているため、相手もすぐに確認できます。
ただしリアルタイムで継続的に追跡するような機能はないため、「待ち合わせのときだけ使う」という用途に限定されます。ですが、追加アプリ不要で軽くて早いのは大きなメリットです。
Zenly(ゼンリー)の代わりを探しているなら:GeoZilla
以前人気だったZenlyのように、もっとフレンドリーで遊び感覚で使えるアプリを探しているなら「GeoZilla」も選択肢になります。
GeoZillaは家族向けの見守り機能をメインにしつつも、SNS的な要素もあり、若い世代にも使いやすい設計です。位置情報の履歴確認や、到着通知など、日常的な使い方にも配慮されています。
日本語対応もしており、無料プランでも基本的な機能は十分。ただし、一部の詳細機能は有料プランのみなので、使い方によっては少し制限を感じることもあるかもしれません。
格安スマホでの利用時に気をつけたいポイント
どんなアプリを使うにしても、格安スマホの場合は以下の点に注意してください。
- バックグラウンド通信が制限されていないか:省電力モードやアプリの自動終了設定で位置情報の更新が止まることがあります。
- GPSの精度設定:バッテリー節約のために位置情報の精度が低くなっている場合、正確な現在地が表示されないことも。
- 通信量の上限:位置情報アプリはそれほど大きな通信を必要としませんが、長時間の使用では多少の通信が発生します。Wi-Fi環境も活用しましょう。
あなたの使い方に合ったアプリを選ぼう
「とりあえず場所を伝えたい」だけならLINE、「家族の見守り」ならGoogle ファミリーリンク、「グループでの共有」ならLife360が安心です。
格安スマホでも、あなたの使い方にぴったり合ったアプリを選べば、十分に位置情報共有は可能です。必要以上に多機能すぎるアプリは避け、シンプルで軽いものを選ぶのがコツですよ。
どのアプリも無料で試せるので、まずは気になったものをインストールしてみて、使い心地をチェックしてみてくださいね。