格安スマホを解約するときに気になるのが、「いったいいくらかかるの?」という点ですよね。
解約金や違約金がかかるのか、端末代の残りはどうなるのかなど、不安なことも多いと思います。
あなたの状況によって料金は変わりますが、この記事では代表的なケースをもとに、できるだけわかりやすく解説しますね。
解約金は今どきかからない?最新ルールをチェック
実は、2022年以降、総務省のルール改正によって、格安スマホ各社ではいわゆる「違約金(契約解除料)」はほぼ撤廃されました。
昔は「2年縛り」で契約して途中で解約すると9,500円程度の違約金がかかることが多かったのですが、今は期間の縛りがないプランが主流になっているため、解約しても違約金ゼロという場合がほとんどです。
ただし、一部の格安スマホ事業者や古いプランでは例外もあるので、契約時のプラン内容はしっかり確認しておきましょう。
端末の分割代金が残っていると追加料金が発生
違約金がなくても、スマホ本体の分割払いが残っている場合は要注意です。
たとえば、端末を24回払いで購入していて、まだ10回分しか支払っていなければ、残り14回分の金額は解約後も支払い義務があります。
つまり、月々の通信料金は止まっても、端末代の支払いは続くということですね。
解約前に「端末代の残債がいくらあるか」をチェックしておくと安心です。
MNP転出手数料はかかるの?
他社に乗り換えるときに必要な「MNP(携帯番号ポータビリティ)」を使う場合、以前は3,000円程度のMNP転出手数料がかかっていました。
でも、これも総務省のルール変更で2021年4月以降は無料になっています(ほとんどの事業者で適用)。
ただし、格安スマホの中には独自の条件でMNP手数料がかかる場合もごく一部ありますので、念のため公式サイトで確認しておきましょう。
解約月の料金は日割りにならないことが多い
意外と見落としがちなのが、解約月の料金が「日割りにならない」ケースです。
多くの格安スマホ会社では、月の途中で解約してもその月の料金はまるまる1か月分請求されるルールです。
たとえば、5月10日に解約しても、5月分の利用料は全額発生します。
そのため、解約のタイミングは月末に合わせるのが損しにくくておすすめです。
解約にかかる料金のチェックリスト
あなたが格安スマホを解約するときに確認すべきポイントを、以下にまとめますね。
- 解約金・違約金はかかる?(→2022年以降はほとんどゼロ)
- スマホの分割代金は残っている?
- MNP転出手数料は無料?(→基本無料だけど一部例外あり)
- 解約月の料金は日割り?(→多くの場合、日割りなし)
これらを事前に確認することで、思わぬ出費を防ぐことができますよ。
最後に:損をしないために「確認」と「タイミング」を大切に
格安スマホの解約は、一見シンプルに見えても、細かい条件次第で思わぬ費用がかかることがあります。
特に「端末の分割払い」と「解約月の料金」は忘れやすいので注意してくださいね。
もし乗り換えを考えているなら、MNPで番号をそのまま使いつつ、お得なキャンペーンをしている他社を探すのも賢い選択です。
無駄な出費を避けながら、あなたに合ったプランへスムーズに移行できるよう、しっかり準備して進めてくださいね。