スマホの充電器が触ってわかるほど熱くなっていると、「これって大丈夫なの?」と不安になりますよね。
実は、充電器が熱くなるのはある程度は正常な現象なんですが、熱すぎる場合は注意が必要です。放っておくと、最悪の場合は火災など重大な事故につながることもあるんです。
ここでは、「スマホ充電器が熱いときの危険性」とその対処法について、わかりやすくお伝えしますね。
スマホ充電器が熱いのは普通のこと?
充電器には電気を変換する回路が組み込まれていて、充電中に多少発熱するのは普通のことです。とくに急速充電中や、ゲーム・動画再生など負荷がかかっている状態では熱を持ちやすくなります。
ただし、「持てないくらい熱い」「異臭がする」「変な音がする」といった異常な熱さの場合は、すぐに使用を中止してください。正常な発熱と異常な過熱は見極めがとても重要です。
危険なサインを見逃さないで!
熱くなること自体が問題なのではなく、「どれくらい熱いか」「ほかに異常がないか」がポイントです。以下のような症状がある場合は要注意です。
- 触れないほど高温になっている
- プラグやコードが変色している
- 異臭(焦げたような匂い)がする
- 充電中にパチパチ音がする
- スマホのバッテリーの減りが異常に早い
これらはいずれも、ショートや発火の前兆である可能性があります。発火事故は実際に報告されていて、火災につながった例もあるんですよ。
原因として考えられることは?
スマホ充電器が異常に熱くなる原因には、いくつかのパターンがあります。
1つは「粗悪な充電器やケーブル」の使用。とくに100均やノーブランド製品は、安い代わりに安全基準を満たしていないことが多く、過熱や発火のリスクがあります。
次に「長時間の充電や過充電」。古いスマホやバッテリーが劣化していると、充電制御がうまくいかず、熱がこもりやすくなります。
そのほか、「ホコリが溜まっているコンセント」「高温多湿の環境」「スマホと布団の間など通気性の悪い場所での充電」なども、充電器が異常に熱くなる原因になります。
危険を避けるための対策は?
異常な発熱を防ぐためには、日頃からのちょっとした心がけが大切です。
まずは「信頼できるメーカーの純正品」または「PSEマークがついた製品」を選ぶこと。安全認証があるかどうかは、安全性を大きく左右します。
また、「充電中はスマホをなるべく操作しない」「布団の上など熱がこもる場所での充電は避ける」「定期的にケーブルやプラグの状態をチェックする」といった基本を守るだけでも、リスクを減らせます。
さらに、充電中に本体やアダプタが異常に熱いと感じたら、すぐに使用を中止して別の充電器に変えてください。スマホや充電器に異常がある場合は、メーカーやキャリアのサポート窓口に相談するのも安心です。
まとめ:スマホ充電器の熱さは軽視しないで
充電器がほんのり温かくなるくらいなら問題ありませんが、「熱すぎる」と感じたら、そのまま使い続けるのはとても危険です。
もし、少しでも「おかしいかも」と思ったら、無理して使わず、一度チェックしてみてくださいね。安全のためにも、充電まわりのアイテムは信頼できる製品を選ぶのが一番です。
不安なときは、遠慮なく専門業者やショップに相談するのもおすすめですよ。