子どもにスマホを持たせるとき、「ちゃんとフィルターをかけて安全に使わせたい」と思うのは当然ですよね。でも実際に設定しようとすると、どこから始めればいいのかわからなかったり、うまく機能しているか不安になったりしませんか？
「うちの子、スマホで変なサイトとか見てないかな…」「知らないうちに課金してたらどうしよう」そんなモヤモヤを抱えたまま、なんとなく使わせてしまっているあなたに向けて、今回はスマホの子供向けフィルターの設定方法をわかりやすく解説します。
機種ごとの違いや、具体的にどんな内容を制限できるかまで一緒に確認していきましょう。
子供用フィルターって何ができるの？
子供用のフィルター機能とは、スマホの使い方を制限・管理できる機能のことです。
たとえば、アダルトサイトや暴力的なコンテンツへのアクセスをブロックしたり、アプリのインストールや課金を制限したりできます。
また、スマホの利用時間や使用できる時間帯を決めたり、位置情報を使って子供の居場所を確認することも可能です。
iPhoneでの子供用フィルター設定方法
iPhoneでは、「スクリーンタイム」という機能を使えば簡単に制限をかけられます。
まず、子供のiPhoneで「設定」→「スクリーンタイム」→「スクリーンタイムをオンにする」をタップします。その後「これは子供用のiPhoneです」を選択してください。
「コンテンツとプライバシーの制限」をオンにすると、アダルトサイトや不適切なアプリ、映画などをブロックする細かな設定が可能になります。
たとえばSafariのWebコンテンツ制限では、「成人向けコンテンツを制限」や「特定のWebサイトのみ許可」を選べます。
また、「App Storeでの購入」や「インストールの許可」なども制限できるので、うっかり課金トラブルを防ぐこともできます。
Androidでの子供用フィルター設定方法
Androidの場合は、「ファミリーリンク」というGoogle公式アプリを使うのが一般的です。
まず、保護者のスマホに「ファミリーリンク」をインストールし、子供用のGoogleアカウントを作成または登録します。
そこから、アプリのインストール制限、Webフィルター、利用時間の制限などを遠隔で管理できます。
たとえば、特定のアプリを使えないようにしたり、夜9時以降はスマホを使えなくする、といった設定も可能です。
子供の位置情報も確認できるので、防犯対策としても非常に役立ちます。
キャリア提供のフィルターサービスを活用する方法
ドコモ・au・ソフトバンクなどのキャリアも、独自のフィルターサービスを提供しています。
たとえば、ドコモなら「あんしんフィルター for docomo」、auなら「安心アクセスサービス」、ソフトバンクなら「ウェブ安心サービス」が代表的です。
これらは、契約時やショップで設定してもらえることも多く、フィルターの強度を年齢に応じて調整できるのが特徴です。
フィルターの設定状況はマイページなどから確認・変更できるので、定期的にチェックするのがおすすめです。
どこまで制限するかの目安は？
制限をかけすぎると、子供がスマホに不満を持ったり、隠れて使うようになったりすることもありますよね。
年齢や成長に応じて、「まずは最低限のフィルター」→「段階的に緩和していく」という流れが理想です。
たとえば小学生なら、検索や動画視聴は「キッズモード」に限定、中学生なら「特定のアプリは保護者の許可制」といったふうに調整していきましょう。
最後に：定期的な見直しが何より大切
スマホのフィルターは「一度設定して終わり」ではなく、使い方の変化にあわせて定期的に見直すことが大切です。
子供と一緒に「どんなことに使っているのか」「何が困っているのか」を話し合いながら、適切なルールを一緒に作っていくのが一番のフィルターになります。
もし「設定が不安」「自分では難しそう」と感じたら、携帯ショップで相談するのもおすすめですよ。
安心してスマホを持たせるためにも、今のうちにしっかり対策しておきましょう。
