ジョイコンのスティックが勝手に動いたり、逆にまったく反応しなかったりすると、ゲームの操作に大きな支障が出ますよね。とくに対戦ゲームやアクションゲームをプレイしているときは、思うようにキャラが動かずにイライラすることもあると思います。
そんなとき、まず「自分のジョイコンだけが壊れているのか?」「どうすれば直せるのか?」と不安になるのは当然です。あなたも「買い替えしかないの?」と心配してこのページにたどり着いたのではないでしょうか。
でも安心してください。ジョイコンのスティックが浮いたり動かなくなる症状は、多くのユーザーが経験している「よくある不具合」です。そして、多くの場合は修理や設定の見直しで解決できます。
ここでは、ジョイコンのスティックが浮く・動かない原因と、その具体的な対処法をわかりやすくお伝えします。
ジョイコンのスティックが「浮く」ってどういう状態?
スティックが「浮く」とは、操作していないのにキャラクターが勝手に動いてしまう、いわゆる「ドリフト現象」のことです。ジョイコンをテーブルに置いていても、スティック入力が勝手に入っているような動きをするなら、まさにこの状態です。
原因としては、スティック内部のセンサーの摩耗、汚れ、あるいはファームウェアやキャリブレーションの問題が考えられます。
ジョイコンのスティックが動かないのはなぜ?
一方でスティックが「動かない」場合は、入力がまったく反応しない、あるいは一方向にしか動かないなどのトラブルを指します。こちらも内部パーツの故障や接点の劣化、ソフトウェア側の問題が原因です。
とくに長期間使用していたり、落下や強い衝撃を与えた場合に発生しやすくなります。
【原因1】スティック内部の摩耗や汚れ
ジョイコンのスティックは、使い続けることで内部センサーが摩耗したり、埃や皮脂が入り込むことがあります。これが「浮き」や「反応しない」原因になることがよくあります。
エアダスターや綿棒でスティックの根本を軽く掃除してみてください。湿気を避け、優しく拭き取るのがポイントです。
【原因2】スティックのキャリブレーションが狂っている
設定ミスやセンサーの誤作動で、スティックの動作が正しく認識されていないこともあります。
Switchの「設定」→「コントローラーとセンサー」→「スティックの補正」から、キャリブレーションをやり直してみましょう。これだけで直るケースも意外と多いです。
【原因3】ソフトウェアやファームウェアの不具合
Switch本体やジョイコンのファームウェアが古いと、スティックの反応に不具合が出ることがあります。
本体設定から「本体の更新」「コントローラーの更新」を順番に試してみてください。再起動を挟むと、より効果的です。
【原因4】本体とジョイコンの接続不良
接続が不安定になっていると、スティック操作が伝わらなくなることがあります。とくにBluetooth接続時に多く見られる症状です。
一度ジョイコンのペアリングを解除してから再登録すると改善する場合があります。Switchの「設定」→「コントローラーとセンサー」→「持ちかた/順番を変える」でやり直してみましょう。
【最終手段】修理またはスティック交換を検討
上記の対策でも症状が改善しない場合は、スティックそのものが故障している可能性が高いです。
任天堂の公式修理サービスを利用するか、自分でスティックパーツを購入して交換する方法があります。交換用スティックはAmazonなどでも1,000円前後で購入できますが、分解にはややリスクがあるため、保証期間内であれば修理依頼をおすすめします。
修理料金や受付方法については、任天堂の公式サポートページも参考にしてみてください。
まとめ:まずは「簡単な対策」から試そう
ジョイコンのスティックが浮いたり、動かなくなると「もう買い替えかな…」と焦ってしまいがちですが、まずは「掃除」「キャリブレーション」「更新」など、簡単な方法から試してみてください。
それでも直らない場合は、修理や交換を検討しましょう。スティックは消耗品に近いパーツなので、長く使うためにも定期的なメンテナンスがおすすめです。