ゲーム中にジョイコンのスティックの反応が鈍くなったり、勝手に動いたりすると、思い通りに操作できなくてイライラしますよね。スプラトゥーンやマリオカートのような繊細な操作が求められるゲームでは、特にストレスを感じるはずです。
実際、「思った通りにキャラが動かない」とか「カーソルが勝手にずれる」といった症状に悩んでいる人はとても多いです。しかも、この問題は新品のジョイコンでも起きることがあるので、「もしかして壊れた?」と不安になる気持ちもよくわかります。
でも大丈夫です。ジョイコンのスティックの不調は、いくつかの簡単な方法で改善できることが多いんです。以下のステップを順番に試していけば、多くの場合は問題が解決します。
スティック補正を試してみる
まず最初にやってほしいのが、「スティック補正」です。これはSwitch本体の設定からスティックの動作を再調整する機能で、軽度の不具合ならこれだけで改善することがあります。
ホームメニューから「設定」→「コントローラーとセンサー」→「スティックの補正」を選んで、表示される指示に従って調整してみてください。補正中にスティックが勝手に動いているようなら、それが不具合の原因です。
本体とジョイコンの接続をリセットする
次に試してほしいのが、本体とジョイコンの接続を一度リセットする方法です。電波の干渉や一時的なソフトウェアエラーで動作が不安定になっているケースがあります。
ジョイコンを一度本体から取り外してから、再度しっかり差し直してみてください。ワイヤレスで使っている場合は、一度「コントローラーを一旦解除」してから、再接続するのも効果的です。
本体の再起動で改善することも
意外と見落としがちなのが、本体そのものの再起動です。Switchはスリープ状態にすることが多いと思いますが、たまに完全に電源を切って再起動することで、内部のバグや一時的な不具合が解消されることがあります。
電源ボタンを長押しして「電源オプション」から「再起動」を選んでみてください。これだけでスティックの挙動が安定することもあります。
スティックの掃除をしてみる
ジョイコンのスティックは構造上、ホコリや皮脂などが溜まりやすい部分です。長く使っていると、内部にゴミが入り込んで動作が悪くなることがあります。
綿棒やエアダスターを使って、スティックの根元を軽く掃除してみましょう。スティックを少し傾けて周囲をなぞるようにすると、ゴミをうまく取り除けます。掃除機で吸い出すのも効果的ですが、吸引力が強すぎると壊れるリスクがあるので注意してください。
それでもダメなら修理や交換も検討
上記の方法を全部試しても改善しない場合は、スティック自体が故障している可能性が高いです。ジョイコンのスティックは比較的壊れやすく、いわゆる「ドリフト現象」と呼ばれる症状が出ることも珍しくありません。
任天堂の公式サポートでは、保証期間内であれば無料修理してくれるケースもあります。保証が切れている場合でも、有償で修理対応してくれますし、自分でスティック交換するためのパーツも販売されています。ただし自分で修理する場合は、自己責任になるので注意してください。
対策アイテムを使って予防するのもアリ
これから同じトラブルを繰り返さないために、「スティックカバー」などの保護アイテムを使うのもおすすめです。スティックに汚れがつきにくくなり、摩耗を防げるので、結果的に寿命が延びます。
また、予備のジョイコンやプロコンを持っておくと、トラブルが起きたときにすぐ対応できて安心です。頻繁にゲームをするなら、複数のコントローラーをローテーションで使うことで故障リスクも軽減できます。
スティックの動きが悪くなったときは焦らず、今回ご紹介した対処法を順番に試してみてください。それだけで、また快適にゲームが楽しめるようになるかもしれませんよ。