スマホを長く使っていると、ある時から「なんだか電池の減りが早いな…」と感じることがあると思いますよね。こういうとき、「バッテリー交換すべきか、それとも買い替えたほうがいいのか」迷ってしまう方も多いはずです。
実は、スマホのバッテリーには寿命があり、ある一定のタイミングで交換するのが望ましいんです。
ここでは、バッテリー交換の目安となる時期や判断基準について、わかりやすくお伝えします。
スマホのバッテリーは「消耗品」
スマホに内蔵されているリチウムイオンバッテリーは、充電と放電を繰り返すたびに劣化していく仕組みになっています。
一般的に、バッテリーの寿命は「約500回の充放電」と言われていて、これは平均すると1年半から2年程度に相当します。
この時期を過ぎると、100%まで充電してもすぐにバッテリーが減ってしまったり、電源が急に落ちるようなトラブルが出始めるんです。
こんな症状があれば、バッテリー交換を検討すべき
もし以下のような症状が出てきたら、バッテリーの劣化がかなり進んでいるサインです。
・フル充電しても半日もたない
朝100%にして出かけても、お昼には50%以下。そんな状態が続いているなら、バッテリーの持ちがかなり落ちている証拠です。
・充電中に異常な発熱がある
スマホ本体が充電中に熱くなりすぎるのは、バッテリー内部の化学反応に問題がある可能性があります。これを放っておくと最悪、膨張や発火の危険もあるので注意が必要です。
・突然電源が落ちるようになった
まだバッテリーが30%以上残っているのに突然電源が落ちてしまう…こういった不安定な挙動も、バッテリーの深刻な劣化のサインです。
機種によっても交換時期の目安は違う?
iPhoneの場合、「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」で「最大容量」を確認できます。
この数値が80%以下になっていると、「バッテリーの著しい劣化」と判断され、交換の目安とされます。
Androidスマホの場合は機種によって確認方法が異なりますが、バッテリー診断アプリや、キャリアショップ・メーカーサポートでチェックしてもらうのがおすすめです。
バッテリー交換か機種変更か、どっちを選ぶべき?
バッテリー交換の費用は、機種やメーカーにもよりますが5,000~10,000円程度が相場です。
もし今使っているスマホに不満がなければ、バッテリー交換だけで済ませるのはコスパの良い選択です。
ただし、スマホ自体がすでに4~5年以上経っている場合は、OSのサポートが切れていたり、アプリが重くなっていたりするケースもあるので、新しいスマホへの買い替えも検討する価値があります。
長く使いたいなら、バッテリーに優しい使い方を
普段の使い方でバッテリーの寿命を延ばすこともできます。
たとえば、「20~80%の間で充電する」「高温環境での使用を避ける」「長期間使わないときは50%くらいで保管する」といった工夫で、バッテリーの劣化を抑えられます。
まとめ:スマホの電池持ちに違和感を感じたら、交換を検討しよう
スマホのバッテリーは平均して1年半~2年が交換の目安ですが、使い方によってはもっと早く劣化することもあります。
電池の減りが早い、発熱する、電源が落ちるなどの症状が出てきたら、まずはバッテリーの状態をチェックしてみてください。
あなたのスマホがまだ現役で使えるなら、バッテリー交換で生まれ変わるかもしれませんよ。