ニンテンドースイッチを使っていて、ジョイコンがうまく本体に固定されなかったり、接続が不安定だったりすると、「もしかしてスライドレールが壊れてるのかも…」と心配になりますよね。
実はこのスライドレール、消耗品でもあるので、落下や経年劣化で壊れてしまうことは珍しくありません。あなたも「修理に出すと時間かかりそう」「自分で交換できたら便利なのに」と感じていませんか?
そんなときは、正しい手順と注意点を押さえれば、自分でスライドレールを交換することも可能です。今回は、初心者でも安心して取り組めるよう、分かりやすく手順をお伝えします。
スライドレールとは?どんな不具合が出るの?
スライドレールは、ジョイコンを本体に取り付けるための接続部品です。
この部品が壊れると、ジョイコンが本体にカチッと固定できなかったり、抜けやすくなったり、場合によっては充電や通信ができなくなるといったトラブルが起こります。
「ジョイコンがすぐに外れる」「操作が効かない」「充電されない」などの症状が出ているなら、スライドレールの交換を検討してみてください。
自分でスライドレールを交換できる?
はい、できます。ただし、ある程度の慎重さと工具が必要です。
また、分解によってメーカー保証が無効になる可能性もあるため、自己責任での作業となります。「時間や費用を抑えたい」「修理に出す前に試してみたい」という場合におすすめの方法です。
用意するもの
スライドレールの交換に必要なものは以下の通りです。
- 交換用スライドレール(左右どちらか確認を)
- Y字ドライバー(Y00サイズ推奨)
- プラスドライバー(精密用)
- ピンセット(なくても可)
- マグネットトレイまたは小皿(ネジの管理用)
Amazonや修理パーツ専門サイトなどで、スライドレールと工具がセットになったキットも販売されています。
交換手順【本体側スライドレールの場合】
まずはスイッチ本体側のスライドレール交換方法をご紹介します。
① 電源をオフにしてSDカードを抜く
作業前に必ず電源を完全に切り、SDカードやゲームカードを抜いてください。感電や故障の原因になります。
② 背面カバーを外す
Y字ドライバーで外装ネジを取り外します。ネジは合計6~8本あるので、無くさないように注意してください。
③ 内部のネジを外す
プラスドライバーを使って、内部の銀色の金属プレートを固定しているネジを外します。このプレートを外すことでスライドレールにアクセスできます。
④ スライドレールのコネクタを外す
スライドレールは細いケーブルで本体と繋がっています。ピンセットなどを使って、丁寧にコネクタを抜いてください。
⑤ 古いレールを外して新しいものと交換
ネジで固定されているスライドレールを取り外し、新しいレールと差し替えます。左右の区別を間違えないようにしましょう。
⑥ コネクタを接続して元通りに組み立てる
新しいレールを接続し、金属プレートと背面カバーを順に戻します。ネジは無理に締めすぎず、丁寧に扱ってください。
ジョイコン側のスライドレール交換は?
ジョイコン側も交換できますが、より繊細な作業になります。
内部にはバッテリーや細かい配線が多く、作業スペースも狭いため、慣れていない方には少しハードルが高めです。それでもチャレンジしたい場合は、分解手順を丁寧に解説しているYouTube動画などを参考にすると安心です。
自分でやるのが不安なときは?
「やっぱり自信がない」「壊してしまいそうで怖い」という場合は、無理せず専門の修理業者に依頼するのがベストです。
任天堂公式の修理サービスを利用するほか、「ニンテンドースイッチ 修理 専門店」などで検索すれば、民間の修理業者も見つかります。価格や納期を比較して、納得できるところを選びましょう。
スライドレールを長持ちさせるためにできること
交換後は、できるだけ長く快適に使いたいですよね。
普段からジョイコンの取り外しは丁寧に行い、無理な力をかけないように気をつけましょう。また、ホコリやゴミが詰まると接触不良の原因になるので、こまめに掃除するのも効果的です。
さらに、収納や持ち運びの際は、ジョイコンを外してケースに入れるなどして保護しておくと、スライドレールへの負担を減らすことができます。
まとめ:あなたでもできる!けれど無理は禁物
スライドレールの交換は、正しい手順と道具さえあれば、あなたにもできる作業です。
ただし、精密作業であることは間違いないので、不安がある場合は無理せず修理に出す判断も大切です。あなたの大切なスイッチを、これからも快適に使えるよう、大事にケアしてあげてくださいね。