スマホを使い始めたばかりの子供にパスコードを設定してあげたいけれど、やり方がよくわからなくて不安になっていませんか?「勝手にアプリを入れないか心配」「使いすぎを防ぎたい」と思っても、設定をうまく使いこなせないと不安ですよね。
実際、スマホはとても便利な反面、子供にとってはトラブルの入り口にもなりがちです。ですが、パスコードをしっかり設定すれば、そういった心配もグッと減らせます。あなたが操作に詳しくなくても、やり方さえ分かれば簡単に設定できるので大丈夫ですよ。
ここでは、iPhoneとAndroid、それぞれのスマホで「子供用にパスコードを設定する方法」をわかりやすく解説しますね。あわせて、ペアレンタルコントロールの活用方法もお伝えするので、安心して見守れる環境を作れますよ。
iPhoneで子供にパスコードを設定する方法
1. iPhoneの「スクリーンタイム」機能を使う
子供が使うiPhoneに制限をかけたい場合は、「スクリーンタイム」からペアレンタル用のパスコードを設定するのが最も確実です。以下の手順で進めてください。
- 設定アプリを開く
- 「スクリーンタイム」をタップ
- 「スクリーンタイムをオンにする」を選択
- 「これは子供用のiPhoneです」を選ぶ
- 使用時間制限などを設定
- 最後に「スクリーンタイム・パスコードを使用」を選び、パスコードを設定
このパスコードは、子供が勝手に設定を変更できないようにするためのロックです。必ず親が管理できる番号を設定しましょう。
2. iPhoneのロック画面にもパスコードを設定する
- 設定アプリを開く
- 「Face IDとパスコード」または「Touch IDとパスコード」をタップ
- パスコードをオンにして、6桁の数字を設定
このパスコードは、iPhoneの画面ロック用です。小さいお子さんの場合は、ここは親が解除してあげる前提でもOKですが、小学校高学年以降なら自分で覚えられる番号を一緒に決めてあげるといいですね。
Androidで子供にパスコードを設定する方法
Androidは機種ごとに多少設定画面が違いますが、基本的な流れは共通しています。
1. 画面ロックにパスコードを設定する
- 「設定」アプリを開く
- 「セキュリティ」または「ロック画面」を選択
- 「画面ロックの種類」をタップし、「PIN」や「パターン」を選ぶ
- 任意のパスコードを設定
この設定で、スマホの電源を入れたときやスリープ解除時にロックをかけることができます。まずは基本のセキュリティ対策として必須ですね。
2. ファミリーリンクで管理用のパスコードを設定する
AndroidではGoogleが提供している「ファミリーリンク」という無料のアプリを使えば、さらに細かい管理ができます。以下の手順で進めてください。
- 親のスマホに「ファミリーリンク」アプリをインストール
- 子供のGoogleアカウントを作成し、ファミリーグループに追加
- 子供のスマホ側でもファミリーリンクの設定を完了
- アプリや利用時間の制限、端末のロックなどを遠隔で設定可能
ファミリーリンクを使えば、勝手にアプリをダウンロードしたり、夜中にスマホを使ったりする心配もかなり減らせますよ。
パスコードは「子供と一緒に」決めるのがおすすめ
親が勝手に決めた番号を伝えるだけでは、子供が逆に反発してしまうこともありますよね。とくに思春期に入った子供には、「信頼されている」と感じてもらうことも大切です。
ですので、「ロックをかけるのはあなたを守るためなんだよ」と丁寧に説明したうえで、一緒に考えてあげるとスムーズです。お互いに安心できる環境をつくることが第一なので、話し合いながら設定してみてください。
パスコード以外にできる見守り対策は?
スマホのパスコード設定だけではなく、ほかにも見守りの方法はあります。
- スマホの利用時間にルールを決めておく
- リビングなど親の目が届く場所で使わせる
- アプリのインストールに制限をかける
- 利用履歴を定期的にチェックする
また、【スマホ見守りアプリ】や【セキュリティアプリ】を導入するのも効果的です。
例えば、Google ファミリーリンクや、iPhoneのスクリーンタイムは代表的な機能です。あなたが無理なく使えるものを選んで、うまく活用していきましょう。
まとめ:子供のスマホには「パスコード+見守り」で安心を
パスコードの設定は、スマホを安全に使うための第一歩です。そして、それ以上に大切なのは「あなたの目が届くこと」「信頼関係を保つこと」なんですね。
機能だけに頼らず、あなた自身の声かけやルール作りもセットにしてあげることで、子供も安心してスマホを使えるようになります。今日からぜひ、できることから始めてみてくださいね。