格安スマホを使っていても、海外でスマホをそのまま使いたい場面ってありますよね。でも「ローミングってなんだか難しそう…」とか「格安SIMでも使えるの?」と不安になってしまうかもしれません。
実は、格安スマホでもきちんと準備をすれば海外ローミングは利用できます。しかも、うまく使えば余計な出費を抑えて、現地でも快適にネットや通話ができますよ。
ここでは、格安スマホで海外ローミングを使うための基本から、おすすめの方法まで、わかりやすくご紹介します。
海外ローミングってなに?どんなときに使うの?
「ローミング」とは、契約している通信会社のサービスエリア外、つまり海外でも通信サービスを使えるようにする仕組みです。あなたが日本を離れても、現地の通信会社のネットワークを借りて、スマホが通話やデータ通信を続けられるようになります。
たとえば旅行中にGoogleマップを使いたいとき、現地で友達に電話したいとき、SNSに写真をアップしたいときなどに、ローミングがあればスマホをいつも通り使えるのです。
格安スマホでもローミングは使えるの?
はい、格安スマホ(MVNO)でも海外ローミングを提供している会社はあります。ただし、すべての格安SIMでローミングが使えるわけではないので、まずはあなたが使っている通信会社の公式サイトで、対応エリアと条件を確認してください。
たとえばIIJmioやmineo、OCNモバイルONEなどは、音声通話SIMであれば海外ローミングに対応していますが、データ通信は非対応だったり制限があることもあります。
利用前に必ず確認したい3つのポイント
海外ローミングを使う前に、以下の3つは必ずチェックしておきましょう。
1. ローミングに対応しているか
あなたの契約している格安SIMが、海外ローミングを提供しているか確認しましょう。とくに音声通話SIMでないと対応していない場合が多いです。
2. 対応国・地域のリスト
あなたが渡航予定の国が、ローミングの対応エリアに含まれているかを調べましょう。アジアやアメリカ、ヨーロッパなど、地域によって対応状況が異なります。
3. 利用料金と設定方法
ローミングを使うと高額な通信料がかかることもあるため、料金体系をよく確認してください。また、渡航前にスマホのローミング設定をオンにする必要があるかもチェックしましょう。
ローミング以外の選択肢も検討しよう
海外ローミングは便利ですが、通信費が割高になりがちです。コストを抑えるなら、以下のような代替手段もおすすめです。
海外用プリペイドSIMを使う
現地の空港やAmazon、家電量販店などで買える海外用プリペイドSIMを使えば、現地価格で安く通信ができます。SIMフリー端末なら差し替えるだけで使えます。
eSIMを活用する
最近はeSIMに対応したスマホが増えており、日本で事前にオンライン購入しておけるeSIMサービスもあります。たとえば「Airalo」や「Ubigi」などが有名で、渡航前にインストールするだけですぐ使えます。
モバイルWi-Fiをレンタルする
数日間の旅行や複数人での利用なら、ポケットWi-Fiをレンタルするのも手です。1台で何人も同時接続できるので、家族や友人との旅行に向いています。
どうしてもローミングを使いたい場合の注意点
どうしてもローミングを使いたい場合は、次の点に気をつけてください。
- スマホの設定で「データローミング」をオンにする
- 渡航先で電源を入れたあと、手動で現地キャリアを選ぶ必要がある場合も
- 高額請求を防ぐために、こまめに通信量をチェックする
- 帰国したら、必ずデータローミングをオフに戻す
あなたに合った方法を選ぼう
海外でスマホを使う方法はいくつかありますが、あなたの旅のスタイルや使い方によって最適な選択肢は変わります。たとえば「ときどき連絡が取れればいい」ならローミングで十分かもしれませんし、「たくさんネットを使いたい」ならeSIMやプリペイドSIMの方が快適です。
大切なのは、出発前にきちんと調べて準備すること。そうすれば現地でも安心してスマホを活用できますよ。