格安スマホのデータ通信速度を比較するとどこが速い?

格安スマホを選ぶとき、「料金が安いのは嬉しいけど、通信速度が遅いと意味がない」と思っていませんか?とくに動画視聴やSNSをよく使うあなたにとって、速度の遅さはかなりのストレスになりますよね。

 

実際、格安スマホの通信速度は「遅い」と言われがちですが、それはすべてのサービスに当てはまるわけではありません。なかには、大手キャリア並みに速い格安SIMもあるんです。

 

そこで今回は、主要な格安スマホの通信速度を比較しながら、「どこが速いのか?」をわかりやすく解説していきますね。

 

通信速度が速い格安スマホの特徴とは?

格安スマホの通信速度は、使っている回線の種類や通信の優先度によって大きく変わります。

 

たとえば「ahamo」や「povo」、「LINEMO」のようなサブブランド系は、親会社が大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)なので、通信速度が安定していて速い傾向があります。

 

一方で、MVNO(いわゆる「格安SIM」)は、大手キャリアの回線を間借りしているため、お昼や夕方など混雑時間帯に速度が落ちやすいのがデメリットです。

 

でも最近では、設備投資が進んだことで、時間帯によってはMVNOでも十分快適な通信が可能になってきていますよ。

 

実測値から見る!主要格安スマホの通信速度比較

ここでは、人気の格安スマホ(SIM)の平均的な通信速度をまとめてみました(2025年春時点のデータをもとにした参考値です)。

 

サブブランド系(通信速度が安定して速い)

  • ahamo(ドコモ回線)
     → 下り速度:60〜100Mbps前後(混雑時でも30Mbps以上)
     → 上り速度:10〜20Mbps前後
  • povo(au回線)
     → 下り速度:50〜90Mbps前後
     → 上り速度:10〜15Mbps前後
  • LINEMO(ソフトバンク回線)
     → 下り速度:60〜100Mbps前後
     → 上り速度:10〜20Mbps前後

 

MVNO系(速度にばらつきあり)

  • IIJmio(ドコモ/au回線)
     → 下り速度:15〜30Mbps(昼休みは5Mbps以下になることも)
     → 上り速度:5〜10Mbps
  • OCNモバイルONE(ドコモ回線)
     → 下り速度:20〜40Mbps前後(時間帯によって変動)
     → 上り速度:5〜10Mbps
  • mineo(ドコモ/au/ソフトバンク)
     → 下り速度:10〜25Mbps前後(昼間はかなり遅くなる傾向)
     → 上り速度:5〜10Mbps

 

通信速度を重視するならどれを選べばいい?

もし「とにかく通信速度が速い格安スマホがいい」と思っているなら、サブブランド系を選ぶのが間違いない選択肢です。

 

特に「ahamo」は、ドコモのメイン回線をそのまま使っているので、エリアの広さや安定性もバツグン。動画視聴やオンラインゲームでもストレスを感じにくいですよ。

 

また「LINEMO」はLINEのデータ通信が使い放題なので、LINE通話をよく使うあなたにはかなり便利です。

 

ただし、MVNOの中にも「コスパ重視で、そこそこ使えればOK」というあなたには十分な選択肢もあります。たとえば、OCNモバイルONEは通信の最適化が進んでいて、普段使いでは十分な速度が出ます。

 

お昼や夕方の通信速度が気になるなら…

格安スマホでよくあるのが「昼12時〜13時」や「夕方18時〜19時」に極端に遅くなる問題です。この時間帯にネットをよく使うなら、MVNOだとストレスが溜まりがちです。

 

そういうあなたには、時間帯に左右されにくいサブブランド系を選ぶのがやっぱり安心。もしMVNOを選ぶ場合は、混雑時に速度制限がかからないプランや、バースト転送機能があるサービスを選ぶのがポイントです。

 

最終的に何を重視するかで選び方が変わる

通信速度だけを最優先にするなら、間違いなく「ahamo」「povo」「LINEMO」の3択でOKです。とくに動画やビデオ通話など大容量通信をよく使うあなたにはサブブランド系が断然おすすめ。

 

一方で「月額料金をできるだけ安くしたい」「速度はそこそこでOK」というあなたなら、IIJmioやOCNモバイルONEなどのMVNOでも十分対応できます。

 

どちらを選んでも、あなたの使い方に合っていれば満足度は高くなります。ぜひ「どんな使い方をしているか?」を振り返りながら、自分にぴったりの格安スマホを選んでみてくださいね。

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