格安スマホを使っていて、どうしてこんなに遅いの?とイライラした経験、きっとありますよね。特にお昼休みや通勤・帰宅の時間帯になると、動画が止まったり、SNSが全然読み込まれなかったり…。せっかく節約のために格安SIMに乗り換えたのに、「これじゃ意味ないじゃん」と感じてしまうのも無理はありません。
でも安心してください。格安スマホの低速回線には、ちょっとした工夫で快適に使えるようになる対処法がいくつもあります。「もう我慢するしかない」とあきらめる前に、ぜひ一度試してみてください。
なぜ格安スマホは低速になるの?
まず原因を知っておくと対策も立てやすくなります。格安スマホが遅くなる一番の理由は、大手キャリアから回線を借りて運用しているため、回線が混雑する時間帯は優先順位が下がるからです。
特に12時〜13時や18時〜19時は、利用者が一斉にアクセスするため速度が極端に落ちます。これを「通信の帯域制限」と呼び、格安SIM各社で共通の現象なんです。
対処法①:データを軽くするアプリを使う
通信量を減らすことで、低速でもスムーズに使えるようになります。たとえば「YouTube Go」や「Opera Mini」といった軽量化されたアプリを使えば、動画やウェブサイトの読み込みが早くなることがあります。
また、SNS系のアプリでも「Lite版」があればそちらを使ってみるのも手です。Facebook Lite、Twitter Liteなどは、通信量を抑える設計になっているのでおすすめです。
対処法②:データ節約モードを活用する
スマホの設定やアプリ内にある「データセーバー」や「節約モード」をオンにするのも効果的です。これはバックグラウンドでの通信を制限してくれる機能で、必要なデータだけを送受信するため、体感的な速度が改善されることがあります。
特にChromeブラウザの「ライトモード」は、画像や広告を圧縮して読み込むため、読み込み時間が短くなるケースが多いです。
対処法③:混雑時間帯を避ける
単純ですが、混雑する時間帯に使わないというのも有効な方法です。たとえば、動画を観るなら朝の通勤前や深夜など、回線が空いている時間にまとめてダウンロードしておくことで、ストレスなく楽しめます。
オフライン再生ができるアプリ(NetflixやSpotifyなど)を活用して、事前にデータを保存しておくのもおすすめです。
対処法④:Wi-Fi環境を積極的に使う
低速回線に悩まされるくらいなら、自宅や職場のWi-Fiをもっと活用しましょう。特に公衆Wi-Fiも上手に使えば、モバイル回線を節約できて一石二鳥です。
ただしセキュリティ面が気になる場合は、「VPN」アプリを使うことで安全性を高めながら公衆Wi-Fiを利用することができます。
対処法⑤:バースト転送対応の格安SIMを選ぶ
もし、今のSIMがあまりにも遅い…という場合は、「バースト転送」機能のある格安SIMに乗り換えるのも手です。これは、低速状態でも最初の数秒だけは高速通信が使えるという仕組みで、ニュースサイトやSNSの閲覧くらいなら快適になります。
たとえば「mineo」や「IIJmio」などがバースト転送に対応している格安SIMとして有名です。料金も抑えつつ、ある程度の快適さを求めたい人にはぴったりですよ。
対処法⑥:そもそも通信速度が速い格安SIMに乗り換える
根本的な解決策として、通信速度に定評のある格安SIMへ乗り換えるのも選択肢のひとつです。たとえば「ahamo」や「povo」「LINEMO」などは、大手キャリアのサブブランドなので、回線の品質が高く、混雑時間帯でも比較的安定しています。
多少月額料金は上がるかもしれませんが、「ストレスなくスマホを使えること」を考えると、コスパは悪くないはずです。
対処法⑦:速度制限時も快適なプランを選ぶ
一部の格安SIMでは、速度制限がかかっても1Mbps程度の通信速度が出るプランがあります。これはYouTubeの低画質再生やLINEの通話も可能なレベルです。
「mineoのパケット放題Plus」や「UQモバイルのくりこしプラン +5G」などが該当します。速度制限=使い物にならない、という常識を覆してくれるありがたい選択肢ですね。
最後に:小さな工夫で大きな違いが出る
格安スマホの低速回線、たしかにストレスを感じやすいですが、対処法を知っていれば驚くほど快適に使えるようになります。「どうせ格安だから遅い」とあきらめる前に、今日紹介した方法を一つでも取り入れてみてください。
あなたのスマホ環境が、もっと快適になりますように。