Macの初期設定中にインターネットに接続できないと、セットアップ自体が止まってしまって本当に困りますよね。特に「Wi-Fiは見えてるのに繋がらない」「何度やってもエラーが出る」なんて状況は、焦りもストレスも倍増するはずです。
でも安心してください。こうしたトラブルの多くは、原因さえわかれば落ち着いて対処できます。ここでは、よくある原因と対処法をやさしく解説していきますね。
原因①:Wi-Fiパスワードの入力ミス
見落としがちですが、最も多い原因のひとつがこれです。特に「O(オー)」と「0(ゼロ)」、「l(エル)」と「1(イチ)」のような文字の見間違いがよくあります。
ルーター本体の裏側などに貼られたラベルを見ながら手入力する場合は、1文字ずつ丁寧に確認してください。可能であればスマホのカメラでパスワード部分を撮影して拡大しながら入力すると、間違いがグッと減ります。
原因②:ルーター側の通信エラーや未接続
Wi-Fiの電波は届いていても、そもそもルーターがインターネットに接続できていないケースもあります。特に引っ越し直後やルーターを新しく設置したタイミングで起きやすいです。
まず、スマホや他の端末でも同じWi-Fiに接続してインターネットが使えるか確認してみてください。もし他の端末も使えないなら、ルーターの再起動(電源を入れ直す)を試すのがおすすめです。それでもダメな場合は、モデムの接続や契約状況を疑ってみましょう。
原因③:MacのWi-Fi設定の不具合
Mac側でネットワーク設定がうまくいっていないこともあります。特に、過去に別のWi-Fi環境で使われていた場合などは、古い設定が干渉するケースがあります。
一度、Wi-Fiネットワークの選択画面で「このネットワークを削除」してから、再度選び直してみてください。再起動をはさむとより効果的です。また、初期設定中でどうしても先に進めない場合は、「有線接続」もひとつの手です。
原因④:ファームウェアアップデート待ち
まれにですが、初期設定の段階でmacOSがWi-Fiモジュールのファームウェアアップデートを要求していることがあります。この場合、古いルーターや古い暗号化方式(WEPなど)では接続できないことがあります。
最新のセキュリティ方式(WPA2またはWPA3)に対応したルーターに切り替える、もしくはインターネット共有機能でスマホ経由のテザリングを使って接続するのがおすすめです。
原因⑤:プロバイダの制限や接続認証の問題
マンションタイプのインターネットや、プロバイダによっては初回接続時にログインが必要なケースもあります。ブラウザで接続ポータルが表示されない限り、Macはインターネットに出て行けない状態になります。
この場合は、スマホでQRコードや接続IDの案内が書かれた書類を確認して、必要なログイン操作を完了させてください。ログインが完了すれば、Macも問題なくつながるはずです。
最終手段:一時的にテザリングで接続する
どうしても家庭のWi-Fiにつながらない場合、一時的にスマホのテザリング機能を使うのもアリです。iPhoneやAndroidの「インターネット共有」をオンにして、Macからそのネットワークに接続するだけで、初期設定を完了できます。
初期設定さえ済ませれば、あとで改めてWi-Fiの設定ができますし、トラブルの切り分けもしやすくなります。
まとめ:あせらず1つずつ確認すれば大丈夫
Macの初期設定でインターネットに接続できないと不安になりますが、多くは設定ミスや環境の問題が原因です。
まずはWi-Fiパスワードの確認から、ルーターの再起動、他の端末での接続確認、Mac側の設定リセットなど、1つずつ丁寧に試してみてください。
それでも解決しない場合は、スマホのテザリングでとりあえず初期設定だけ済ませてしまうのも立派な選択肢です。大丈夫、落ち着いて対処すれば必ず乗り越えられますよ。