MacBookを初めて起動したとき、「Apple IDを後で設定」を選ぶと、いくつかの重要な機能が一時的に使えない状態になります。ここでは、その影響や後から設定する方法について、あなたの不安をひとつずつ解消していきますね。
「Apple IDを後で設定」にするとどうなる?
MacBookの初期設定中に「Apple IDを後で設定」を選ぶと、Appleのクラウドサービスや一部の便利な機能がすぐには使えません。たとえば、iCloudやApp Store、iMessage、FaceTimeなどはApple IDと連携して初めて使える仕組みです。そのため、Apple IDをスキップしたままだと、これらのサービスは一時的に無効になります。
また、「探す」機能(Macの位置情報追跡など)もオフのままになるため、万が一紛失した場合のリスクも少し上がってしまいます。ただし、これはあくまで「今は使えない」だけで、MacBookの利用自体には大きな支障はありません。ネットに接続して、ブラウザで調べ物をしたり、ローカルアプリを使う分には問題なく利用できますよ。
後からApple IDを設定しても大丈夫?
もちろん大丈夫です。MacBookをセットアップしたあとでも、システム設定(旧:システム環境設定)からいつでもApple IDを追加できます。手順はとても簡単で、数分あれば設定完了します。
以下のステップで設定できます:
- 画面左上の「Appleメニュー」→「システム設定」を開く
- サイドバーの上部にある「サインイン」をクリック
- あなたのApple ID(メールアドレスとパスワード)を入力
- 2ファクタ認証などの確認を済ませる
これで、iCloud、iMessage、FaceTime、App Storeなどがすぐに使えるようになります。写真やメモの同期、MacとiPhoneの連携も一気に広がりますよ。
どうして初期設定でApple IDをスキップする人がいるの?
理由はいくつかあります。たとえば、
- 会社や学校から支給されたMacで、後ほど管理者がApple IDを設定する予定
- ネットにまだ接続していないので、後でゆっくり設定したい
- 一時的に試しで使うだけなので、まだApple IDを登録したくない
こういった理由で「後で設定」を選ぶのはまったく問題ありません。ただ、Apple IDがないとMacのポテンシャルを十分に発揮できないのも事実です。できるだけ早めに設定しておくことをおすすめします。
Apple IDを後から設定しないと困ることはある?
一番のネックは、App Storeからアプリをインストールできないことです。Apple IDはアプリ購入やインストールに必須なので、新しいソフトを入れたいと思ったときに「サインインしてください」と表示されて止まってしまいます。
また、iCloudが使えないので、他のApple製品との連携もかなり制限されます。たとえば、iPhoneで撮った写真をMacで見られない、メモやリマインダーが同期しない、Safariのブックマークも共有されない、などです。
「探す」が無効というのも実は重要で、Macをなくしたときに遠隔で探したりロックしたりすることができなくなってしまいます。セキュリティの観点でも、Apple IDはなるべく早く設定しておく方が安心です。
まとめ:最初はスキップしてもOK、でも早めの設定がおすすめ
Apple IDの設定はMacBookの利用において非常に大事な要素ですが、初期設定時にスキップしても大きな問題はありません。あなたが「後で落ち着いてやりたい」と思っているなら、まずはMacを使い始めるだけでもOKです。
ただし、App StoreやiCloudなどのAppleの強みを最大限活かすには、やはりApple IDは必要不可欠です。ネット環境が整ったら、ぜひ早めにサインインして、Macの便利機能をフル活用してみてくださいね。